ラブラドールと田舎でのんびりと暮らしています

ラブラドールと盲導犬

ラブラドールと盲導犬は=イコールが付くくらい関わりが大きいですね。

最近では盲導犬はラブラドール以外は見たことないくらいほとんどがラブラドールです。

私も一番最初に見た盲導犬はテレビですがイエローのラブラドールでした。

「犬が人間の目になるなんて!!スゴイ!!」と一目見た瞬間に感動しました。

どんな訓練をするんだろう??と小学生ながらに思ったことを憶えています。

最近になってメディアも発達して盲導犬を取り入れた番組なんかも多いですね。私はビデオに録画して必ず見てしまいます。

盲導犬の訓練

一昔前の情報では盲導犬はものすごく厳しい訓練を受けていて、盲導犬になった後でもさまざまな我慢を強いられ、ものすごい自己犠牲の元で生活していると言うような風潮がありました。

私もそれをそのまま信じていたのですが、以前NHKの番組で今はもう引退されてますけど、100頭以上の盲導犬の訓練をされてた方が出演されてて、その方の話を聞いた時にものすごくホッとしたというか、実際の訓練はそれほど厳しいものではなく、むしろ犬達はご褒美の為にゲーム感覚でやっているということを知り、すごく腑に落ちたというかやっぱりそうなんだー!という感情が湧きました。

人間もそうですけど、いまやスパルタ訓練で得るものはほとんどないと思います。スポーツでも仕事でも命令で動くのではなく自主的に動くようにならないと全く成長がないのではないかと思います。

出典:日本ライトハウス盲導犬訓練所

その他にも色々な盲導犬の番組を見て思った事は、盲導犬はある程度の訓練は必要とするけれど、基本的には向いている犬しかなれないし、盲導犬の仕事をストレスと感じる犬もなれないし、訓練師さんは訓練をしながらそこを見極めて合格、不合格としていると思うので、盲導犬=不幸な犬では決してないと今は思っています。

犬は、無理やり何かをやらすことは不可能に近く、無理やりを続けて行くと後々に必ず拒否というものにたどり着くと思います。

訓練の底辺には犬が自主的に意欲的にという部分があると思うので、盲導犬の仕事を意欲的に行っている犬はその仕事が苦ではないのではないかと思います。

もし、盲導犬に向いてなくて、不合格になったとしてもキャリアチェンジ犬として一般家庭のペットの道があります。

迎える家としても盲導犬の訓練をある程度受けてるラブラドールはとっても扱いやすく生涯に渡ってよい家庭犬となることでしょう。

盲導犬は引退後も老犬ボランティアのお家に引き取られ、残りの余生をペットと同じように過ごす事ができます。

盲導犬は生涯でオーナーが何人か変わりますが、日本犬等と違って基本的にラブラドールは違うオーナーでも、自分を可愛がってくれる人のそばであればそれほどストレスも抵抗もないような気がします。

老犬ボランティアになるにも規約があって、基本的に日中はお家に誰か居るのが条件ですし、協会の方が取り決めたお家であれば問題はないと思います。

盲導犬を作出するためには繁殖の時点から管理体制も万全ですし、生まれた後も生涯に渡って健康管理も徹底されてますので、なにか病気にかかればすぐに治療を受けられると思います。

盲導犬の寿命

昔は盲導犬は酷使されるので寿命が短いと言われることがありました。

盲導犬の平均死亡年齢について  という事例研究があります。

盲導犬は酷使されるので寿命が短い、という話を聞くことがあるが、この話は科学的な根拠はない。

今 回、日本に 9 つある盲導犬育成施設のうち 8 つの施設より、盲導犬として実働していた犬の 447 例の死亡 年齢を調査する機会を得ることができた。

その結果、これらの平均寿命は 12 歳 11 カ月であり、死亡年齢 が 15 歳を超える割合は 28 %だった。

そのうちラブラドールレトリバーの平均は 13 歳 3 カ月、ゴールデン レトリバーでは 11 歳 5 カ月であった。

死亡年代別の平均死亡年齢は、80 年代で 11 歳、90 年代で 12 歳 3 カ月、2000 年代では 13 歳 7 カ月であり、いずれも家庭犬の平均寿命についての調査に比較して高いことが 明らかになった。

盲導犬の平均死亡年齢について

やはり、きちんと管理されている盲導犬は一般のペットよりも寿命が長いという調査結果ですね。

昔にくらべて最近はネットが格段に発達してて、さまざまな情報を収集することが出来ます。

憶測が一人歩きすることのないように、しっかりとした情報を伝えて行きたいと思います。

盲導犬は不幸ではない

盲導犬=虐待、不幸だと思ってる方はまだたくさんいるかもしれませんが、私は決してそうではなく、色んな人をたくさん幸せにしていると思います。

犬というのは不思議な生き物で、人間の気持ちや欲求を感じ取っているのですね。人間の役に立ちたい、そして褒められると嬉しい!という感情を持っています。

目の見えないオーナーさんの役に立ってるという自覚もあると思いますし、支えて行きたいという思いもあると思います。

盲導犬に限らずペットでも「あなたと暮らしていてとても助かっているよ。感謝しているよ。」と思ってる人間と暮らすラブラドールは決して不幸ではないと思います。

人間が感謝の気持ちをしっかり伝えることによって良好な関係になると思います。これは人間関係もそうですけどね。

ラブラドールは特に人に寄り添う感情が強いと思いますね。盲導犬に向いてる理由だと思います。

私ももし将来目が見えなくなったら盲導犬に助けてもらいたいと思ってます。

道の誘導だけではなく常に一緒にいてくれるというだけでも心強いですよね!

私の一個人の盲導犬に対する考えでした。

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